木村尚研究室<北海道科学大>のブログ

北海道科学大学(2014年4月に北海道工業大学から改名)の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)の木村(尚)研究室のブログです。

電気電子工学科展『e✕e ラボ』 in 稲峰祭 開催!

今年度,2017/9/30(土)と10/1(日)の両日に開催された北海道科学大学短期大学部北海道薬科大学合同の大学祭『稲峰祭』において,当・電気電子工学科ではデジタル第1実験室(2230室)を会場に,

 学科展『e✕eラボ』

を開催しました。

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ゼミ生が作ってくれた学科展ポスター

 

実は私が入試広報担当だった2004年の大学祭で,学科展「楽しむ! エレクトロニクス」を実施したことがありました。

 

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  2004年度の大学祭での学科展 「楽しむ! エレクトロニクス」


それ以来,こういう学科としての取り組みは絶対やるべきだと思いながら,なかなかできずに来てしまいました。特にここ数年は学科の中で身動きが取れず,到底このような提案を通せるような状況ではなかったのですが,今年は大きな変化があり,やっと復活させることができました。辛抱しながらも地道に布石を打っておいた甲斐があったというものです。

 

今回の学科展『e✕e ラボ』,実施内容は,触って学べるエネルギーとエレクトロニクスの展示,そして「フリフリ発電器」の工作体験です。
この学科展では,

  • 電気電子工学の面白さを広い世代に知ってもらい,関心を持ってもらう。
  • 学生をもっと表舞台に引っ張り出し,活躍できる場を用意する。
  • 大学祭を機に来訪してくれた卒業生に,立ち寄り交流できる場を提供する。

というのが主なねらい。

初日,今回スタッフを務めてくれたウチのゼミ生,小島ゼミ生,および小島先生と準備万端整えての開始直後,早速ご来場頂き順調な幕開けとなりました。

それから17:00頃までの間,見学者の方がほぼ途切れなく続き,子供さんから大人の方まで多くの皆さまに体験型展示とフリフリ発電器の工作を楽しんで頂きました。

ちなみに,来場者数をカウントしようと最初の内は一応頑張っていたのですが,途中からスタッフ全員が忙しく,とても数え続ける余裕がなくなってしまいました。

 

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2日目,10/1(日)は朝からとても良い天気で,外の出店に人が集中していたせいか,出だしは1日目に比べてややゆっくりでした。でもその後どんどん人が増え,結局終了時刻の16:00過ぎまでひっきりなしに皆さまにお越し頂けました。

また卒業生の皆さま,毎年大学祭に来てくれている常連さんも,また久しぶりに来てくれた人も,やはり多くの方々に立ち寄って,元気な姿を見せてくださいました。

 

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今回,ご来場頂きました皆さま,また卒業生の皆さん,誠にありがとうございました。
またサポートスタッフを務めてくれた小島ゼミ および 木村(尚)ゼミの学生諸君,そして小島先生,ご協力誠にありがとうございました。大変素晴らしい働きでした!
小島先生にも大いに助けられました。
 
この大学祭での学科展は,来年度以降も毎年継続して行きたいと考えています。
ただし今後は是非,学生諸君の手で企画・実施して欲しい!
そのように仕向けて,学生たちに実際に行動を起こさせていくことが,私達の来年度に向けての課題です。

 

そんなこともお含みおき頂きつつ,何はともあれ来年も皆さま,是非電気電子工学科展に是非お越しください!



ひらめき☆ときめき サイエンス 『デジタルモノづくり入門 ~LEDミニランプ作り&コントロールプログラミング~』を開催しました。

科研費による研究成果の若者への社会還元・普及のため,日本学術振興会が行っている事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」に応募し,採択されたテーマ,

デジタルモノづくり入門
 ~ LEDミニランプ作り&コントロールプログラミング ~

を2017年9月17日(日),北海道科学大学にて開催しました。
 
この講座では中学生の皆さんを対象として,STEM教育,あるいはSTEAM教育(Science 科学,Technology 技術,Engineering 工学,Art アート,Mathematics 数学)として,「電気がどのように光に変わるのか」などを考ながら,光や LED の原理,プログラミングについて学び,自分の好きな形のオリジナルミニランプを作製。さらにフィジカルコンピューティングマイコンを使ってプログラミングを行って,LED が様々な色に自動的に変わりながら光っていく仕掛けを作りました。

今回のスタッフとして,教員は私を含め工学部・電気電子工学科から3名,未来デザイン学部・人間社会学科から1名,高等教育支援センターから1名。事務職員は教育研究推進課・研究推進係から2名,学生は電気電子工学科の2年生3名と機械工学科の2年生が1名,そしてウチの木村(尚)ゼミの4年生が8名,計19名で企画,準備,実施を担当しました。

当日,スタッフは8:30に集合。全員で会場設営,準備作業を行い,9:15から受付開始です。

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10:00,会場である本学・電気電子工学科のデジタル第1実験室に受講生の皆さんが揃ったところで,まずは高等教育支援センターの塚越先生の名司会による開講式でスタート。受講の中学生6名,見学のためお兄さんに同行して来て折角だから一緒に参加してもらうことになった小学生1名,また保護者の方々2名に対して,私から挨拶と概要説明,スタッフ紹介を行いました。
続いて小島先生の独特な小島ワールドによるアイスブレイクと科研費解説。実にお見事! 一気に皆の硬さが取れ,会場が和みました。動画に撮っておけば良かった。(^_^;)

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私からクリッカーも使いながらイントロダクションのミニ講義の後,渡部先生によるLEDや三原色など光についての講義を行いました。分かりやすく丁寧な解説や,分光器,三原色のランプを使ったデモ実験に,生徒さん達も興味津々です。

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休憩をはさんで,いよいよLEDミニランプの作製開始。この実験室の「新・まねびシステム」を活用し,作製手順の説明にしたがって,ミニブレッドボードにマジックで目印を付けながら,部品をはめ込んでいきます。

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仕上げは,お湯で柔らかくなる白い粘土「イロプラ」を使ってのランプの形作り。
この場面だけ見ると,到底電子工作をやっているようには見えないけど。(笑)
さすが中学生は発想が柔軟! ウチの学生たちのサンプル作りも見事でしたが,それ以上に,それぞれ思い思いに独自の形を作っていきます。

これをミニブレッドボードの所定の位置に差し込み,まずは見事完成!
3つのスイッチの組み合わせで,様々な色に光ります。

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ここで一旦昼休憩。HITプラザで皆で一緒に雑談を楽しみながら昼食を取りました。
ただ話が盛り上がりすぎて,つい時間オーバー。(^_^;)
皆で慌てて実験室に戻り,講座再開です。

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午後はプログラミングに取り組んでいきます。まずは今回使う,フィジカルコンピューティングマイコン,mbed の基本的な使い方を学びます。今回使用するのは,mbed LPC 824
ちなみにフィジカルコンピューティングマイコンと言えば,Arduino が代表格。いまは Raspberry Pi も有名です。でもこのように一時的に多数の受講生と作業を行う場合には,アカウントさえ作っておけば,ブラウザでインターネットに繋げられるパソコンだけで用が足りる mbedが圧倒的に使いやすいのです。言語もほぼオリジナルのC言語に近いので,指導する側もやりやすいし。
でも,これで Scratch が使えればなぁ……。

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まずは,いわゆる「Lチカ」プログラムを作って,実際にLEDを点滅させてみます。
と,ここで私の側の解説用パソコンのネット接続でトラブルが。(~_~;) さっきまでちゃんとサーバに繋がって,使えていたはずなのに……。
ということもありましたが,何とか復旧して講座を継続。一方,生徒の皆さんは順調にLチカを完成。次にPWM制御の説明を行い,デモプログラムの作成・入力,動作を確認します。

そしていよいよ3色LEDの点滅制御プログラムの作成に取り掛かります。ただ,さすがにこれをゼロから全部を作るのは難しい。そこであらかじめ用意しておいた,ところどころ空白にしてある練習用サンプルプログラムを使います。私から説明をしながら,生徒さん各自で穴の空いている部分に,キーボードで必要な文字や数字を入力してもらいます。ただ,それでも難しい部分もあるので,そこはウチの学生たちがちょうど良い距離感でサポートしていきます。
最後に,前半で作ったLEDミニランプと mbed を接続します。全員が,見事完全に完成しました!

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そして締めくくり,再び塚越先生の司会で閉講式を執り行います。
生徒さん全員が熱心に,また楽しみながら取り組んでくれて,見事に完成してくれましたので,そのことを講評として述べさせてもらいました。
そして恒例の,苫米地学長名による受講生全員への「未来博士号」の授与を行いました。
ちなみに,最後に参加の皆さんと記念の集合写真を撮ろうと思っていたのに,ホッとしすぎてうっかり忘れていました。残念。○| ̄|_

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真摯な姿勢で参加頂いた生徒さん,保護者の皆さんのお陰で無事終了することができました。また実施に協力してくれた教職員の皆さん,そしてもちろん熱心にサポートにあたってくれたウチの学生諸君にも,心より感謝致します。

参加者アンケートの現時点での第1段の集計によると,参加生徒さん皆さんが,面白さを感じてくれて,科学や研究への関心を感じてくれたようです。
なお生徒さんたちが自由記述欄に書いてくれた内容は次の通りです。私がめざしている,「ちょっと難しいことをやるからこそ,高い満足度が得られる」の意を汲んでくれているようで,大変嬉しく感じます。

  • 難しいところもありましたが、楽しく学べてよかったです。
  • たくさんのことを知れて楽しかった。自分はロボット作りなどより、このようなプログラミングについて学べる企画の方が好き。 
  • とても楽しかったです。内容もつめつめで、プログラミングとLEDミニランプ製作はとても楽しかったです。とても充実していてよかったです。 また来たいです。今日は1日ありがとうございました。 
  • 大学の最新のものにさわることができてうれしかった。話がわかりやすく、大学生が助けてくれてとても為になった。 
  • ディスプレイを使って説明していたので、わかりやすかった。少し難しい話もあったけれど楽しかった。

なお集計結果の詳細は,近日中に公開致します。お楽しみに!

 

迷ったらこれを読め! 私が選んだ5冊(と,オマケの2冊)

前田キャンパスの北海道科学大学 & 短期大学部 & 北海道薬科大学では,教員の推薦書籍を紹介する,

「迷ったらこれを読め!
 今読んで欲しい、おすすめの書籍」
という企画が現在進行中です。

初回の北海道薬科大学の山下 浩先生に続き,第2段は私にお声が掛かり,選書を担当しました。
いよいよ本日(2017/09/19;火)から,前田キャンパスA棟1階の丸善の特設コーナーで取り扱いが開始されました。

 

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冊数は5冊ということで,悩んだ末に次の本を選択。
コーナーでは平台に置かれ,コメント付きで紹介されています!

 

●「ハルロック」<1~4>
  西餅,講談社 モーニングKC
―――――――――――――――――――――
この中で描かれたモノが実際に作られたことでも話題となった電子工作マンガ。これを読んで何か作りたい衝動に駆られた人,ウチの研究室にウェルカム! でもウチはラズパイよりも mbed 押しだからね。


●「融けるデザイン ― ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論」
  渡邊 恵太,ビー・エヌ・エヌ新社
―――――――――――――――――――――
ハードウェア,ソフトウェア,インターネットは,いまや別々のものと考えていてはいけない。物理的実在世界とデジタルのバーチャル世界を対立するものと見なすのも無意味。そんなことが具体的な実験やモノづくりを通して考察されている,明治大・総合数理学部の先生の本です。これを読んだら自分でも何かやってみたくなるでしょ? じゃ,やろうよ!! 


●「北の無人駅から」
  渡辺 一史,北海道新聞
―――――――――――――――――――――
道内6つの無人駅を題材として,それにまつわる地域社会と歴史を丁寧に取材したノンフィクション。決してマニア向けの本ではありません。研究論文にも匹敵するような丹念な客観的資料調査と,一方で地元の生身の人々に寄り添い,でも近づきすぎない誠実さを持った絶妙な距離感での現地取材。何かを「調べる」,「分かる」とはどういうことなのか考える切っかけにも。


●「シュマリ」<1・2>
  手塚 治虫,講談社 手塚治虫文庫全集
―――――――――――――――――――――
開拓期の北海道を舞台とした,巨匠・手塚による心揺すぶられる大河マンガ。「ゴールデンカムイ」よりも40年前に描かれた作品です。北海道出身者や北海道にゆかりのある人,全員に読んで欲しい! でもこれはあくまでフィクションなので,そこは忘れないでね。


●「現代ゲーム全史 文明の遊戯史観から」
  中川 大地,早川書房
―――――――――――――――――――――
人類の文化とテクノロジーの発展の関係を,ゲームの進化の視点から考察している本。現代の工学に携わる者としては重要な観点だと思うけど,なかなか大学の授業では扱えないので,是非この本で学んで欲しい! かなり厚みはあるけど表紙のデザインが素敵なので,オシャレ小物代わりにも。(笑)

 

さて実は,本当は選書に是非入れたかった本があと2冊!
折角なのでここで紹介しておきます。

 

●「ご冗談でしょう、ファインマンさん」<上・下>
  リチャード P. ファインマン岩波現代文庫
―――――――――――――――――――――
本物の知的好奇心とはこういうことだ! 破天荒な天才物理学者の自伝的エッセイ。でも現在のこの本の表紙,これでは面白さが伝わらないと思うぞ。(~_~;)
(注 ご存じの方はご承知の通り,岩波書店の本は返本ができないので,大人の事情で候補から外れてしまいました。(T_T))

 

●「キリンヤガ」
  マイク・レズニック ,ハヤカワ文庫SF
―――――――――――――――――――――
科学技術の功罪や,「もうこれ以上人類は“進歩”しないほうが良いのでは」,「この先,社会の“成長”は必要ないのでは」という議論をしたい人には是非一読をお勧めしたい! 必然的に矛盾や不条理を孕んだ内容の,読んでいて切なくなってくる連作SF短編集です。
(注 機会が来たら絶対紹介しようと,かねてから考えていた本。それなのに,「これは絶好のチャンス!」と調べてみたら,もう今では新品では売っていない! これは,現在の社会だからこそ考えるべきテーマを中心にした小説だと思うので,実に残念です。(T_T))

 

 

ひらめき☆ときめき サイエンス 『デジタルモノづくり入門 ~LEDミニランプ作り&コントロールプログラミング~』,中学生参加者を募集中!

科研費による研究成果の若者への社会還元・普及のため,日本学術振興会が行っている事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」に今年度(2017年度),北海道科学大学から今年度は3件応募し,すべて3件とも採択されました。


私たちはその内の1件のテーマ,
『デジタルモノづくり入門~LEDミニランプ作り&コントロールプログラミング~』
を教員,学生と一緒に,中学生の皆さんを対象に実施します。

現在,参加者募集中。まだ申し込みは可能です。
中学生の皆さん,是非ご参加ください!


【実施概要
   テーマ:デジタルモノづくり入門
        ~ LEDミニランプ作り & コントロールプログラミング ~
 実施代表者:電気電子工学科 教授 木村 尚仁
 参加対象者:中学生(1〜3年)
   開催日:平成29年(2017年)9月17日(日)
 申込締切日:平成29年(2017年)9月11日(月)(締め切りが延長されました!)

 詳細 → http://www.jsps.go.jp/hirameki/ht29000/ht29039.pdf

 申し込みはこちらから → ひらめき☆ときめき サイエンス- 日本学術振興会

 

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この講座では「電気がどのように光に変わるのか」などを考ながら,光や LED の原理,プログラミングについて楽しく学び,自分の好きな形のオリジナルミニランプを作り,さらにマイコンを使ってプログラミングを行って,LED が様々な色に自動的に変わりながら光っていく仕掛けを作ります。

経験がなくてもやる気があれば大丈夫!
中学生の皆さん,LED やプログラミングを学びながら一緒に作っていきましょう。

 


LED Lamp

 

皆さんはこの講座を通して,これからのイノベーションを担う人材育成のために重要と言われている STEAM教育 [Science(科学),Technology(技術),Engineering(工学),Arts(芸術),Mathematics(数学)] を経験することができます。

なおこの講座は,私達が昨年度から科学研究費によって進めている研究,

 『融合分野におけるモノづくり人材育成のための
  フィジカルプログラミング学習法開発
   研究代表者 木村 尚仁 教授 (北海道科学大学 工学部)
   研究分担者 伊藤 隆介 教授 (北海道教育大学 教育学部
         小島 洋一郎 教授(北海道科学大学 工学部)
         碇山 恵子 教授 (北海道科学大学 未来デザイン学部

に関連して実施するものです。

 

猿払村で公開講座「親子で一緒に工作教室」を行いました。

2017年7月30日(日),また猿払村に呼んで頂き,北海道科学大学公開講座『親子で一緒に工作教室』を実施してきました。学校も夏休みに入り,親子でともに科学を学びながら,工作を楽しんでもらおうという企画です。


今回は当研究室での定番ネタになっている,7色で光る「LEDミニランプ」を作りました。ただしこれまでとは違って,

(1)タクトスイッチを使って点灯を分かりやすく,かつ操作しやすく

(2)レジンに代えてイロプラを使い,時間を掛けず,かつ自由な発想で
   ランプの形を作れるように

しました。

 

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アシスタントを務めてくれる当ゼミの戸田 壮亮君,佐藤 健斗君,木村 哲希君の3人と一緒に猿払村へ。今回の会場は農村環境改善センターのホールです。
まずは猿払村役場,教育委員会のスタッフの皆さんと一緒に会場設営,実施準備を行います。

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10:00過ぎ,参加者が集まったところで講座をスタート。挨拶や大学の紹介などのあと,まずは工作のための簡単な準備作業を通して,アイスブレイク & ウォーミングアップを行います。

ここで工作作業は一旦休み。しばらくは光やLED,三原色について,クリッカーなども使って参加の子供たちや保護者の皆さんとやり取りしながら簡単な授業を進めます。

また,豆電球とLEDの仕組みの違いを理解するため,子供たち自身の手で簡単な実験もしてもらいました。

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そしていよいよ工作再開です。LEDや抵抗の加工,またミニブレッドボードの穴に目印として色を塗りながら,タクトスイッチ,抵抗,ジャンパーワイヤーを差し込んで行きます。
さらに今回の目玉,イロプラでランプを作ります。イロプラは熱すると柔らかくなり,自由に形を作ることができる粘土。ここでは熱湯を使うので,そこだけは大人の皆さんに率先して作業を行なってもらいました。

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イロプラを使うことで,これまでのレジンとは違って自分で自由に好きな形を作ることができます。そのため,皆んながそれぞれの個性でランプ部分を作製し,大変素敵に仕上がって全員が無事完成!

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今回は連絡なしでの欠席者が少なからずいたため,それは残念でしたが,しかし参加してきれた皆さんは,子供も大人も大変楽しんでモノづくりに取り組んでくれた様子でした。

当研究室ではご要望があれば,小学生向け,中・高校生むめ,あるいは大人向けなど,様々な形での科学モノづくり講座をたまわります。是非ご相談ください。

 

 

札幌市青少年科学館で「科学"大"実験ブース」を開催しました

2017年7月9日(日),札幌市青少年科学館 特別展示室において,北海道科学大学による「科学“大”実験ブース」を開催しました。

このイベントは、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生事業(COC+)」の一環として,札幌市青少年科学館との共催で初めて企画したものです。

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今回は工作・実験・トレーニングの3つのテーマごとに体験ブースを設け,科学とものづくりの面白さを伝えました。

【実施テーマ】
・工作ブース 「フリフリ発電器を作ろう!」
       講師:電気電子工学科 木村 尚仁
 
・実験ブース 「ダンボール空気砲&マグデブルグの半球」
       講師:機械工学科 平元 理峰先生
 
・トレーニングブース 「バランスの科学&綱引きの科学」
       講師:理学療法学科 春名 弘一先生 & 細谷 志帆先生

私は工作ブースにて,電気電子工学科4年の佐藤君,古本君,2年の河又君,髙嶋君,1年の盛さん,都市環境学科3年の山口さんとともに,当研究室の定番テーマであるビー玉を振ると発電してLEDが光る「フリフリ発電器」作りを実施。LEDの科学解説,圧電素子による音のデモ実験を交えながら,工作を行いました。

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このフリフリ発電器づくりでは,電気のプロが実際に使用する圧着ペンチとスリーブを使うのが,ウチの特徴です。この工作を1回30分で計5回実施。毎回ほぼ満員の約16組の子供たちと保護者の方が参加してくださりました。
皆んな,やや苦労しながらも全員が見事完成! 楽しそうにキラキラ振ってくれていました。

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参加してくださった皆さん,アシスタントを務めてくれた学生諸君,応援に駆けつけて頂いた小島先生,どうもありがとうございました。 <(_ _)> 

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なお当日の様子については,本学サイトのNEWS TOPICSの記事も是非ご覧ください。

→ 札幌市青少年科学館で「科学"大"実験ブース」を開催しました

また,7月9日(日)放送のANNニュース(HTB),7月10日(月)放送のどさんこワイド朝(STV),7月10日(月)発行の北海道新聞で紹介されてた……そうです。残念,STVのは見逃してしまった。(^_^;)

 

 

網走まなびすと講座『子どもに自慢したい大人のための科学モノづくり講座』開催

今年も網走市教育委員会に呼んで頂き,2017年5月21日(日),網走市のオホーツク・文化交流施設「エコーセンター2000」にて,網走まなびすと講座『子どもに自慢したい大人のための科学モノづくり講座』を開催しました。

今回も開催にあたっては,北海道科学大学雪嶺会(同窓会)網走支部からのご協力を頂きました。ありがとうございました。

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「網走まなびすと講座」は,大人が楽しみながら理科・科学を学び,その成果を子どもへと伝えることのできる実験・モノづくり講座を開催し,「大人の学び」の機会を創出しようというものです。この講座の担当は昨年の3月20日に引き続き2回目。当研究室が所属する工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所での研究・実践活動の一環としての取り組みです。今回は当ゼミ4年生2名(佐藤君,澤田君)と学科2年生2名(河又君,高嶋君),計4名の学生に協力してもらいました。また当日は雪嶺会網走支部の山本支部長にもお手伝いをして頂きました。

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前回と同様,網走で子供向けの理科教室などの活動を行っている方々,またお子さんやお孫さんに教えたいという方々,そして今回は地元高校のボランティア部の生徒さん7名も参加,計20名(内,見学1名)の市民の皆様にお越し頂きました。

 

 今回の講座では,当研究室の定番テーマとなりつつある「LEDミニランプ」と,新たな「電磁石電車」を作ります。

前日の5/20(土)には学生らと網走に入り,当日5/21(日)の朝,8:30頃から会場会場設営,準備作業を行い,10:00には予定通り講座を開始。挨拶,趣旨説明などから入り,まずは時間がかかるLEDとレジンを型に入れて,紫外線ランプで硬化させる作業を先に行いました。硬化を待っている時間を使って,人類が明かりを求めてきた歴史,太陽や火,電球,蛍光灯が光を出す原理,LED,光の3原色,ヒトの視覚細胞など光の科学について,クリッカーを使ったクイズを交えながら解説していきました。また,今回の講座の趣旨に沿って,材料の入手方法等についても紹介を行ないました。

 

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それに続いていよいよ作製作業開始。ラジペンやニッパを使いながら,ミニブレッドボードや抵抗でLEDランプの土台を作ります。それに,レジンが硬化してでき上がったLEDランプの部分と電池ボックスを繋ぎ,ランプはできあがり。自分の手で作製したランプが7色にきれいに光り,皆さんからの喜びの声が上がりました。開始から1時間45分程度で全員完成です。

 

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次いで公開講座として今回始めてテーマに取り入れた,「電磁石電車」作りに取り組みました。これは銅線を巻いて作ったコイルの中に,前後に磁石を付けた単5電池を入れるという実にシンプルなもの。電池によってコイルに流れる電流が磁界を作り,それと磁石との間に力が生じます。その力は磁石の前方と後方で差ができるので,それによってスルスル進むことになります。

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なおこのテーマについては次の「多面体クラブ」のブログ記事を参考に致しました。感謝申し上げます。

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ただし本当に滑らかに動くためには,ひたすらコイルを隙間なくきれいに巻いていかなくてはなりません。この工作は,地道な作業を根気よく丁寧に実行することが,直ぐに結果として実感できるようになっており,なかなか味わい深い内容になりました。

 


網走まなびすと講座(2017/05/21)コイル巻き作業

 


網走まなびすと講座(2017/05/21)電磁石電車


残念ながら全ての皆さんが上手く動くとは行きませんでしたが,12:20頃には一通り全員作り終わることができました。
後片付けを行い,最後に記念撮影を行なって,12:30頃に無事終了となりました。

 

参加者の皆さんからのアンケートの集計結果は下記の通りです。今回の講座でも,参加の皆様に満足して頂けたかと受け止めています。また協力してくれた学生たちも素晴らしい働きをしてくれました。
一方,問題点や改善点のご指摘を頂き,私としても大いに参考になりました。特に今回の新テーマについては,材料の用意や作製方法,手順説明などについて,もっと良くしていけるはずです。改めて講座の内容をブラッシュアップし,各地で同様の講座を是非開催していきたいと考えております。

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