木村尚仁研究室のブログ

木村尚仁研究室(物理的デジタル情報研究室)[北海道科学大学の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)]のブログです。

2024/03/24 網走のエコーセンター2000で「VRで広がる新しい世界!eスポーツとプログラミング体験」講座開催!

第76回優良公民館に選ばれ,最優秀館として表彰された網走市のオホーツク・文化交流センター(エコーセンター2000)にて,2024/03/24(日),北海道科学大学連携講座「VRで広がる新しい世界!eスポーツとプログラミング体験」を開催しました。

ちなみにこの表彰の対象となった「情報技術を活用した地域学の取り組み」には,私達の研究室も協力,貢献させて頂きました。

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当研究室が連携協力してきたオホーツク・文化交流センター(エコーセンター2000)が第76回最優秀公民館表彰を受賞しました! - 木村尚仁研究室のブログ

 

さて今回の公開講座の概要は次の通り。網走市教育委員会社会教育部の主催,(株)きたまいか,(株)三技協,木村研究室の連携により,VRとeスポーツに関する体験講座です。

  1. テーマ「VRで広がる新しい世界! eスポーツとプログラミング体験」
  2. 開催日時 2024年3月24日(日) 10:00〜15:00
  3. 会場   網走市オホーツク・文化交流センター(エコーセンター2000)
         3階 学習室ABC
  4. 対象   小学3年生から中学3年生

  5. 定員   15名(定員を超えた場合は抽選)
  6. 講師   
    (株)きたまいか
    (株)三技協
    ● 北海道科学大学 木村研究室 

 

 

今回の講座の実施に先立って,大学実験室で「(株)きたまいか」の 峨家さん,学生たち(大窪さん,細川さん,加賀さん)とVR体験のリハーサル,打ち合わせを行いました。ちなみにきたまいかの峨家さんは,ここの大学(北海道工業大学時代)の機械システム工学科の卒業生です。

  

そして前日の3/23(土),峨家さんと私達は,高速バスで網走に移動。
到着後早速会場のエコーセンター2000に向かい,教育委員会の担当の皆さん,三技協の菊池さんと会場設営と打ち合わせを行いました。
その後少し時間があったので,湯浅センター長の運転で流氷や能取岬を案内してして頂きました。
夜は,いつもご支援,ご協力を頂いている雪嶺会(同窓会)網走支部から加藤支部長が懇親の場を設けてくださり,学生も含めてスタッフ皆さんと夕食をご一緒させて頂きました。

  

 

そして当日2024/03/24(日),会場に集合して直前の準備と確認を行って参加者を迎えます。今回募集定員を越える皆様からご応募を頂き,やむなく抽選を行ったとのこと。,このテーマについての関心の高さを強く感じます。

 

10:00,参加予定の子供たちが全員集合し,エコーセンターの高尾さんの進行で講座開始。
まずは「eスポーツってどういうものなのか」を知る授業。担当は(株)きたまいかの峨家さん。ウチの学生たちもアシスタントを務めるので,ご自身と学生たちの自己紹介から始まり,子供たちの心をぐいぐい掴んでいく魅力的なトークで,eスポーツとは何か,大事なのは相手に対する敬意であることなどを,大変わかりやすく説明していきます。

午前中の後半も峨家さんの担当で「VR(メタクエスト2)を使ってeスポーツ体験」。まずは5チームに分かれて,アフリカの大地で狩りを行う時間を競います。またもう一つ,きつねダンスの音楽に合わせて,飛んでくるボールをパンチする音ゲーにも,チームごとに挑戦して貰い,点数を競います。上手くボールをパンチすると,ちょうどきつねダンスの踊りになるという,きたまいかオリジナルの大変楽しいゲームです。
どちらも子供たち,大変のりのりで楽しんでくれました。

 

  
 

youtu.be

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ここで昼休憩を取り,午後の部に進みます。

午後の最初は,アバターロボット体験。担当は(株)三技協の青木さんと菊池さん。今回このために北海道に初上陸したアバターロボット avaterin(アバターイン)の操作とコミュニケーションを,子供たちに体験してもらいました。皆が興味津々で楽しんでくれていました。

 

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そして最後の時間,北海道科学大学の私達が担当しプログラミング講座を実施します。eスポーツもゲームもロボットも中身はプログラムで動いています。それを踏まえた流れで,プログラムの役割,プログラミングを学ぶ意味を説明します。次いでScratchでのプログラム作成方法を解説。そして本題,最近特に北海道で盛り上がってきている北欧生まれのスポーツ,「モルック」を参考に,ごく簡単にデジタル化した「棒倒しゲーム」を作っていきます。
実際,今回の参加者の内の多くの皆さんが,モルックを知っていました。

 

最後に自分のセンスで好きな効果音と背景を設定してもらって,オリジナルのデジタル棒倒しゲームの完成です!
締めくくりとして参加してくれた皆さんひとりひとりから,プログラム作りで工夫したことや感想を発表してもらいました。

 

今回の講座全体について,参加者アンケートの結果を見ても全員が大いに満足してくれたことがわかります。
参加してくれた皆さん,保護者の皆さんありがとうございました。

またスタッフの皆さん,雪嶺会網走支部の加藤さん,支部の皆さん,ご協力に感謝致します。