ご報告が遅くなりましたが,今年も花川わかば幼稚園内の放課後児童クラブ「わかばクラブ」でのサイエンスモノづくり教室を,2023年4月6日の木曜日に実施してきました。
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2021/01/13 石狩の学童保育の子供達とオンラインで結びサイエンスモノづくり教室を実施しました - 木村尚仁研究室のブログ
- 2021/07/26 石狩の学童保育の子供達へのサイエンスモノづくり教室を実施しました - 木村尚仁研究室のブログ
この時期は小学校に入学したばかりの子供たちも多く参加します。そのためできるだけシンプルに,でも楽しく作って手応えがあって満足度も高く,また関連のデモ実験やクイズなどとの連携もし易い「フリフリ発電器」づくりを行うことにしました。
この「フリフリ発電器」は,振るとビー玉が圧電素子に当たることでLEDが光るというものです。この工作は当研究室によるモノづくり講座の定番テーマですが,残念ながら現在,主要部品であるプラスチックケースが入手困難になってしまいました。これは元々は100円ショップで購入していたのですが,最近はほとんど店に置いていない。通販で扱っていることもありますが,あったとしても大抵在庫数が少なく,数量を揃えることが難しい。そんな訳で今回は代わりに,小さめの模様入り紙コップを使うことにしました。
今回の学生アシスタントは公募に応募してくれた大窪さん(2年),平野さん(3年),佐藤さん(3年),高橋さん(3年),上田さん(3年)の電気電子工学科学生5名の皆さんです。
当日朝,実験室に集合。大学公用用のEVカーに機材を積み込み,皆で会場まで移動しました。到着後早速わかばクラブの先生方と協力して皆で会場設営と機材準備に取り掛かり,10:00頃に教室をスタートし,まずは私達の自己紹介紹介。
なお参加してくれた子供たちは,小学1年〜6年まで約30名です。子供たちにこれから何をするのかの説明,使う部品の配付状況を確認しながら簡単な解説。また工作作業に備えて青,赤,緑,オレンジから好きな色のLEDを2つ選び,その脚に色を塗るという簡単な準備作業をみんなで行いました。
ついで電球とLEDのひかり方の違いを簡単な実験で学びます。また,圧電素子が電気信号で振動すること,叩くと電圧を発生することを発信機やオシロスコープを使ったデモ実験で体験していきます。
さてそしていよいよ「フリフリ発電器」の作製にかかります。LEDと圧電素子の端子を,圧着ペンチを使ってスリーブ(要するに金属の細い管)で接続します。これは小さな子供たちには難しい作業なので,子供たちにちょっとだけ手伝ってもらいながら学生たちと教員スタッフが目の前で行うようにしました。
そして,圧電素子を紙コップの底に両面テープで貼り付け,ビー玉を入れれば完成です。
上手く光らない,配線を間違えたという子供たちも見られましたが,いずれも想定内で,直ぐに対処して全員見事に完成!
参加してくれたお子さんたち,ありがとうございました。
またスタッフを務めてくれた学生の皆さん,先生方もお疲れさまでした。
また次回を楽しみにしています。