ウチの大学の系列校である北海道科学大学高校での2 年生を対象とする「総合的な探究の時間」で,私は「Scratchとmicro:bitを使ったプログラミングによるゲーム製作」のテーマを担当しています。
- 2021/04/30 北科大高校の「総合的な探究の時間」のためのレクチャーを行ってきました - 木村尚仁研究室のブログ
- 2021/05/07 北科大高校「総合的な探究の時間」の2回目のレクチャーを行ってきました - 木村尚仁研究室のブログ
- 2021/05/28 北科大高校「総合的な探究の時間」の4回目 - 木村尚仁研究室のブログ
この「探究の時間」の前半11回では,Scratchを使って「子供から大人まで,誰もが楽しめるゲームを作制する」ためのゲームプログラムを作る上で皆で従うガイドラインを,自分たちでディスカッションして決めました。その上で各自でオリジナルのゲーム作りを行ってきました。皆んなそれぞれに工夫して,クイズゲームから反射神経的ゲーム,シューティングゲームや釣りゲームなど様々なゲーム作品を作ってくれました。
いよいよ前半が終了しますので 9/17(金)の12回目では,ここまでの締め括りの中間報告として自分が作ったゲーム作品についての紹介の説明をスライドにまとめて発表してもらいました。
私はこの日,後期ガイダンスで就職・進路選択の話をするため,生憎と高校の授業には参加できません。そのため進行は高校側担当者の力弓先生にお願いしました。その際に発表を録画してもらったので後からそれを拝見し,ほぼ全員がしっかり報告発表してその様子を確認することができました。
いよいよ次回からは後半に入ります。
前半で自分のアイディアを形にし,それを他の人と共有するという具体的な経験をしてもらいました。これはMITメディアラボの Lifelong Kindergarten グループの主宰でScratchの開発者であるレズニック教授によるクリエィティブ・ラーニング・スパイラルの考え方に基づくものです。
後半ではこの経験をベースに,今度はフィジカルコンピューティングでのモノづくりとして,micro:bitを使ったグループでのゲーム作品製作に取り組んでもらいます。
大変楽しみです!
クリエイティブ・ラーニング・スパイラル