木村尚仁研究室のブログ

木村尚仁研究室(物理的デジタル情報研究室)[北海道科学大学の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)]のブログです。

2021/05/28 北科大高校「総合的な探究の時間」の4回目

2021/05/28(金),系列校の北海道科学大学高校での2 年生を対象とする「総合的な探究の時間」の第4回が実施されました。私が担当している「Scratchとmicro:bitを使ったプログラミングによるゲーム製作」のテーマについて,今回は私は参加せず,高校側担当の力弓先生に進行用資料をお渡ししてファシリテータをお願いしました。

これまでの3回でゲーム作成の活動の概要とScratchの使い方,プログラム作成例についてレクチャーを行ってきました。続いて今回はクラスの全員で,今後の取り組みのためにゲーム作成のためのガイドラインづくりに取り組んでもらいました。このテーマの目標は「子供から大人まで,誰もが楽しめるゲームを作製する」こと。そのためにゲームプログラムを作る上で,全員が従うべきルールを自分たちで考えてもらいます。

これを40分間で,

  1. まず一人一人で,たくさんのルール,あるいはルールの元になる言葉などを付箋にどんどん書き出しましょう。
    ルールとして文にまとまっていなくても構いません。
  2. それぞれが書いた付箋をグループで紹介しあって,
グループ内で3つ程度にまとめましょう。
    まとめた項目を紙や付箋に書いて,黒板に貼りましょう。
  3. クラスの皆で話し合い,3つにまとめましょう。
    どうしてもまとまりきらなければ,5つくらいになってもいいですよ。

    まとめたルールを黒板に書いてください。

という手順で行いました。なお1グループのメンバーは4人程度として構成しました。

 

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その結果,生徒の皆さんがまとめてくれたのがこのガイドラインです。


全体のガイドライン
【必ず行うこと/なるべく行うこと】

  • 人間以外のキャラを一人でも使う
  • 理解しやすく、やさしい漢字を使う
  • 深みのあるゲームにする

【してはいけないこと/できるだけしない方がよいこと】

  • 汚い言葉を使わない
  • 暗い配色や見にくい配色にしない
  • 心を痛める内容にしない

6項目になったけど,でもこれは大変素敵な内容です。素晴らしい!

次回からはいよいよ,生徒さん自身による具体的なゲームプログラムのアイディア出しに取り組みます。
大変楽しみです!

 

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