木村尚研究室<北海道科学大>のブログ

北海道科学大学(2014年4月に北海道工業大学から改名)の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)の木村(尚)研究室のブログです。

ワークショップ「フリフリ発電器を作ろう!」開催

(※ 2016/08/22,この記事の最後に,参加児童によるアンケート集計結果を追加で記載しました。)

2016年8月9日(火),北海道科学大学図書館1階を会場に,小学生対象のワークショップ「フリフリ発電器を作ろう!」を開催しました。

 

これは,8月1日から開催されていた「地域社会創生研究所展」の一環として,展示最終日に実施したもの。参加してくれた近所の児童会館の子供たち24人を対象に,地域社会創生研究所(略称:RiCom)の教員,地域連携係の職員,電気電子工学科教員,および電気デジタルシステム工学科&電気電子工学の学生の協力の下,開催致しました。

 

今回の目的は,夏休み中の子供たちにモノづくりの面白さを経験してもらい,科学への関心を深めてもらうこと。

そして今回はさらに狙いがあり,そのひとつは遠隔会議システム(リコー製 UCS,P3500)を活用した科学モノづくりなどの講座の可能性について,実験的試行を行うこと。これを基に私達は将来的に,UCSを用いた講座を北海道全域をフィールドとして,「HUSクラウド・ラボ」として実施したいと考えています。この名称は,まだ私一人が勝手に付けただけの仮称ですが。(^_^;)

もう一つの狙いは電子工作の新たなツールの模索。児童が電気・電子系のモノづくりを行う際,必ずしもハンダづけができる状況,環境を整えられない場合も有り得ます。そこで,ハンダづけと同等な作業を,他のもっと安全で簡単な方法で代用できないかという試みです。

 

当日は開会の2時間前,13:00頃から会場設営,準備開始。

f:id:NaoK:20160820224530j:plain  f:id:NaoK:20160820224844j:plain

f:id:NaoK:20160820224901j:plain f:id:NaoK:20160820231316j:plain

 

私は学内の別な場所,2号館にある電気電子工学科のデジタル実験室から遠隔システム UCSを介して解説,指導を行うので,そちらの会場準備も行います。

f:id:NaoK:20160820225606j:plain f:id:NaoK:20160820225612j:plain f:id:NaoK:20160820225624j:plain 

 

定刻前の14:45くらいには子供たちが児童会館の職員の方々に引率されて到着。お出迎えのかがくガオーくんと記念写真撮影です。

f:id:NaoK:20160820231958j:plain  f:id:NaoK:20160821012639j:plain

 

皆さん着席の後,塚越先生(高等教育支援センター 教授,地域社会創生研究所 研究員)の司会進行で開始。また今回は遠隔会議システム(UCS)を使って,この図書館会場と学内のデジタル実験室を繋ぎ,加えて占冠中央小学校と北海道生涯学習協会の皆さんにも,講座の様子をモニターして頂きました。

f:id:NaoK:20160820234212j:plain f:id:NaoK:20160820235101j:plain 

 

まずはPowerPointを使って,LEDと圧電素子の科学を学びます。

f:id:NaoK:20160821003731j:plain f:id:NaoK:20160821004045j:plain

 

次にオシロスコープと発信器を使って,圧電素子の実験を体験します。私が画面越しに手順を説明し,会場の学生アシスタント達のサポートで実験を進めます。

f:id:NaoK:20160821013330j:plain  f:id:NaoK:20160821013133j:plain

 

そしていよいよ工作開始。
今回のポイントは,青と緑の2個のLEDと圧電素子を繋ぐところでハンダ付けを行わず,その代わりに導電性樹脂とグルーガンを使うようにしたことです。
皆さん大変熱心に作業に取り組んでくれています。


指導役の学生アシスタント諸君も,実に的確な働きをしてくれています。また小島先生(電気電子工学科 教授)も,持ち前のトークとキャラで子供達への対応が素敵です。

f:id:NaoK:20160821015636j:plain f:id:NaoK:20160821020456j:plainf:id:NaoK:20160821021220j:plain f:id:NaoK:20160821022101j:plain f:id:NaoK:20160821021618j:plain f:id:NaoK:20160821025531j:plainf:id:NaoK:20160821025747j:plain f:id:NaoK:20160821023403j:plain

 

完成するとこのように光ります。

フリフリ発電器 <ハンダ付けなしバージョン>

 

最後は私も図書館会場に向い,子供たちの前で挨拶を行なって,無事にワークショップは終了を迎えました。

f:id:NaoK:20160821030250j:plain f:id:NaoK:20160821030445j:plain

 

ただし,導電性樹脂とグルーガンを使った,ハンダ付け代わりの接続方法はなかなか難しかったようです。特に小学生の皆さんには。また,今回用いた圧電素子(圧電スピーカ)については,電極の結線部分が予想以上に脆弱なこともわかりました。
そんなこともあって,時間が当初予定より大幅に超過してしまい,参加者や関係者の皆さんにご迷惑をお掛けしてしまいました。問題の原因は概ねはっきり分かっているので,その点は今後に向けて改善を図り,今後に活かして行こうと思っています。

 

それでも,参加の子供達には大いに楽しんで満足してくれたようです。参加児童のアンケート集計の結果は次の通りです。

 

f:id:NaoK:20160822180812p:plain

f:id:NaoK:20160822180830p:plain