木村尚仁研究室のブログ

木村尚仁研究室(物理的デジタル情報研究室)[北海道科学大学の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)]のブログです。

2024/12/08(日) 「さあ! 今日から君も雪かきマスター! in ウイングベイ小樽」を開催しました

 当研究室がセンサーグローブ開発で協力してきている国際スポーツ雪かき選手権(スポ雪),この活動をベースとする発展企画として,「さあ!今日から君も雪かきマスター! inウイングベイ小樽」を開催しました。私達はセンサーグローブテクニカルチームとして参加しました。
 センサーグローブとは,雪かき選手権用に私達が開発してきた,雪かき作業量を計測してポイント化するデバイスシステムです。

「さあ!今日から君も雪かきマスター!inウイングベイ小樽」実施要項

  • 開催日 2024年12月8日(日)
  • 会 場 ウイングベイ小樽内 済生会ビレッジ
  • 対 象 小中学生(親子での参加も大歓迎!)
  • 参加費  無料
  • 主 催 国際スポーツ雪かき選手権実行委員会
  • 企画運営 札幌学院大学まちおこし研究会,北海道科学大学センサーグローブテクニカルチーム

  • 協 力 社会福祉法人恩賜財団済生会支部北海道済生会,森永製菓株式会社

  • 後 援 小樽市,小樽市教育委員会

 本番に先立ちまずは12/03(火),リハーサルが実施されました。この日は当チームからは私が代表として参加。スポ雪実行委員長の松代さん,札幌学院大の皆さんと一緒に,ご協力頂きながらセンサーグローブが無事に動作することを確認しました。ただしグラフの表示方法については宿題に。(^_^;)

 

 

 

 12/8(日)当日,スポ雪テクニカルチーム(要するに科学大チーム)からは,電気電子工学科3年生の平田君,1年生の佐々木君と私が参加します。この日は朝から結構な大雪でしたが,スタッフは無事会場に集合,9:00頃より会場設営,開催準備開始!

 私達の「屋内での雪かき体験」コーナーも準備し,改めてセンサーグローブシステムの動作を確認ができました。なお今回,センサーグローブを左右どちらの手にも装着できるよう,一部改良を行いました。この場は,それが現場で問題なく使えるかどうかのテストも兼ねています。

 

 

 今回のイベントでは,参加者の皆様に次の3つのコーナー,各10分程度を順番に体験してもらいました。

  1. 子どもから大人まで楽しめる雪かきクイズ
    子供から大人まで楽しめる雪かきに関連する3択クイズを出題します。クイズを通じて除雪道具の正しい使い方や雪に潜む様々な危険を回避するスキルを身に付けて頂きます。

     

     

  2. 腰を痛めない雪かきレクチャー
    雪かき自体の運動強度は非常に高く、体、特に腰への負担が大きい作業であるため、間違ったやり方で雪かきを行うと腰を痛める恐れがあります。北海道済生会ウエルネスリハデイサービスライヴリー 松田恭一氏を講師としてお招きし、参加者に正しい姿勢を習得して頂きます。

     

  3. 屋内で雪かき体験!?
    前回大会である第11回スポ雪で採用したセンサーグローブを用いて同時に最大3名の参加者に、雪かきと同じ作業を行っていただきます。勿論、屋内に雪を運び込むことはできません。雪の代わりに、重りを入れたカプセルトイ(通称:雪もどき)を準備し、雪かきの要領で地面に置かれた雪もどきを横の高い位置に積み上げながら前に進むことで雪かきと同じ作業を再現します。作業中、センサーグローブが雪もどきを持ち上げる力をリアルタイムで計測し、3人の測定値を同時に表示することで競い合いながら、雪かきクイズと雪かきレクチャーで身につけた知識を実践して頂きます。

     

     

     

youtu.be

 

今回のイベントは,様々なメディアで紹介してくださいました。
でもウチの研究室の名前を挙げてくれたのは,以前から継続して取材してくださっている小樽ジャーナルさんだけ。(T_T;)

 

 

 さて今年度の第12回国際スポーツ雪かき選手権は,2025年2月16日に開催です。詳細はこちらの公式サイトでご覧頂けます。皆様,是非ご参加ください!

www.spoyuki.com