木村尚研究室のブログ

北海道科学大学(2014年4月に北海道工業大学から改名)の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)の木村尚仁研究室のブログです。

2020年度 応用物理学会 リフレッシュ理科教室 <北科大会場> 〜 オンラインで電気モノづくり講座 〜 を開催しました

2020年11月28日(土),「応用物理学会 リフレッシュ理科教室 <北科大会場> 〜 オンラインで でんきモノづくり講座 〜」を開催しました。

リフレッシュ理科教室」は,応用物理学会が主催し全国の各支部において,電気電子系の科学とモノづくりの楽しさを知ってもらい,未来の研究者・技術者をめざす子供達を増やしたいというねらいの取り組みです。本学を会場としての科学講座の実施は2008年から開始し,現在までほぼ毎年開催して来ました。これまで例年は12月頃に本学の実験室を会場に実施してきましたが,今年は新型コロナウィルス等感染防止のため,またむしろこれを切っ掛けに,普段このような講座への参加機会が掴みづらい子供達にも参加経験してもらうため,Zoomを使ったオンライン形式による開催を行うことにしました。

  • 日  時:2020年11月28日(土) 午前9:30 〜 正午12: 00頃
  • 開催方法:ビデオ会議システム Zoom を使って,自宅から参加。
  • 対  象:北海道在住の小学4年生~中学2年生
  • 後  援:北海道教育委員会,札幌市教育委員会,電気学会北海道支部,電子情報通信学会北海道支部

 

今回は当研究室の定番テーマである「ミニLEDランプ」工作を行うことにしました。続いてプログラミングまで行えるとさらに楽しいのですが,今回そこまで欲張るのはちょっと厳しいと考え,それは次の機会にということで。

 

今回の参加者は小学生4〜6年生の5名の子供たちです。
 小学4年 札幌市手稲区
 小学4年 埼玉県川越市
 小学5年 札幌市手稲区
 小学5年 札幌市西区
 小学6年 札幌市北区

当初は北海道内在住の小・中学生を対象に参加募集しましたが,参加者数に余裕ができましたので,事前に問い合わせを頂いていた埼玉県在住の本学卒業生のお子さんにも参加して貰うことができました。

参加者には事前に工作部品と作製マニュアルを宅配便で送付し,当日のZoomのミーティングアドレスと緊急用の連絡先をお伝えしました。


これに対し大学側のスタッフは,
 木村尚仁 (北方地域社会研究所,電気電子工学科) 担当:工作指導
 小島洋一郎(寒地未来生活研究所,電気電子工学科) 担当:司会進行
 渡部智希 (電気電子工学科)           担当:色・光・LEDの科学ミニ講義講師
 亘理修  (北方地域社会研究所,自動車工学科)  担当:進行ディレクター
 渡部俊也 (事務局地域連携・広報課)       担当:記録撮影
 石川翔  (事務局地域連携・広報課)       担当:広報・参加応募受付・事前準備
の教職員6名が担当。
また電気電子工学科3年の倉本君,2年の下山君と真野君の3名が工作作業のアシスタントを担当し,並行してオンライン講座実施についての参加者視線でのモニタリングの役割も担ってもらいました。
スタッフとは事前に2回の打ち合わせミーティングを行い,想定される様々なケースを皆で検討し,万全の準備を整えました。


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当日,スタッフは8:30に実施本部である本学F棟の電気電子工学第2実験室(F314室)に集合。感染防止に配慮しながら機材のセッティング,開催準備を行いました。
またZoomが上手く繋がらなかったときのために,YouTubeでの限定公開での生配信も念のために開始。これは結局今回は使わずに済みましたが,今後もこのようなバックアップ用の準備は不可欠です。

参加を楽しみにしてくれている子供達がかなり早くからZoomにアクセス,予定通り 9:30に講座を開始しました。
なお参加者の内の1名はネット状況の関係で,残念ながら参加者側からは映像や音声が出ませんでしたが,こちら側の映像・音声は問題なく視聴できている様子。必要なコミュニケーションはチャットでやり取りしながら,ほぼ問題なく参加してもらえました。


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開会挨拶,アイスブレイクで開始。今回の講座の概要説明を行い,そして色と光,LEDについてのミニ講義で,今回の講座に関連する科学原理について,小学生の皆さんには内容的にちょっと背伸びをしてもらいながら学びます。

ここで10分間の休憩を挟んで,いよいよ工作開始。なんと! 想定のスケジュール通りの時間で進行しています。
工作作業に先立って,事前に送付していた使用部品について確認を兼ねて紹介,また肩慣らしで簡単な準備作業も行います。ここで,Googleフォームの使い方練習も兼ねて部品が揃っているかどうかを回答してもらいました。前任全く問題なく,スムーズに回答。ここも極めて順調。

 

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次いでZoomの画面共有でマニュアル資料を示しながら,またPCカメラでちょっとしたコツを見せながら,また資料提示装置を使って豆電球とLEDの違いについてのデモ実験も交えて工作作業を進めます。皆で作業の出来具合をお互いに画面を通して共有しながら,ミニブレッドボードに部品を差し込む位置をマジックで印をつけ,そこにタクトスイッチ,電気抵抗,LEDを差し込み,ジャンパーコードで接続していきます。
ここも,想定通り1時間で全員が見事完成! 子供達がちゃんと光ったのを見て,喜びの声が上がるのが,Zoomを通して聞こえてきます。よかった!!

 

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最後にGoogleフォームで参加者アンケートに記入をしてもらい,講座は終了しました。

参加者全員が「とても楽しかった」と答えてくれました。(詳細は,学生モニターの結果も含めてご報告致します。) 

私達としても大変うれしい結果で,このようなオンラインでの遠隔講座実施について,自信を持つことができました。また今回の経験で,様々なノウハウや課題も得られました。今後はそれを基にさらに多くの,できれば子供から大人まで,幅広い皆さまに参加してもらえるような講座を企画,開催していきたいと考えています。このようなモノづくりとプログラミングをあわせた内容も是非実施するつもりです。