2021年11月3日（水・祝），「応用物理学会 リフレッシュ理科教室 ＜北科大会場＞ 〜 オンラインで でんきモノづくり講座 〜」を開催しました。
「リフレッシュ理科教室」は，応用物理学会が主催し全国の各支部において，電気電子系の科学とモノづくりの楽しさを知ってもらい，未来の研究者・技術者をめざす子供達を増やしたいというねらいの取り組みです。本学を会場としての科学講座の実施は2008年から開始し，現在までほぼ毎年開催して来ました。これまで例年は12月頃に本学の実験室を会場に実施してきましたが，昨年に続き今年もコロナ禍への配慮，および普段このような講座への参加機会が掴みづらい子供達にも参加経験してもらうため，Zoomを使ったオンライン形式により開催しました。
- 日 時：2021年11月3日（水・祝） 午前９:３０ 〜 正午１２: 0０頃
- 開催方法：ビデオ会議システム Zoom を使って，自宅から参加。
- 対 象：北海道在住の小学４年生～中学２年生
- 主 催：応用物理学会 北海道支部
- 共 催：北海道科学大学
- 後 援：札幌市教育委員会，電気学会北海道支部，電子情報通信学会北海道支部，照明学会北海道支部
また今回の参加者は小学生5〜6年生の3名の子供たちです。
- 小学5年 神奈川県横須賀市
- 小学5年 群馬県高崎市
- 小学6年 北海道札幌市
今回も当研究室の定番テーマである「ミニLEDランプ」工作を行いました。
参加者には事前に工作部品と作製マニュアルを宅配便で送付し，当日のZoomのミーティングアドレスと緊急用の連絡先をお伝えしました。
大学側のスタッフは，
木村尚仁 （北方地域社会研究所，電気電子工学科） 担当：工作指導
小島洋一郎（寒地未来生活研究所，電気電子工学科） 担当：司会進行
渡部智希 （電気電子工学科） 担当：色・光・LEDの科学ミニ講義講師
亘理修 （北方地域社会研究所，自動車工学科） 担当：進行ディレクター
渡部俊也 （事務局地域連携・広報課） 担当：記録撮影
十良澤太一（事務局地域連携・広報課） 担当：広報・参加応募受付・事前準備
の教職員6名が担当。
また電気電子工学科2年の松井君，3年の下山君，竹ヶ原君，真野君，4年の倉本君の5名が工作作業のアシスタントを担当し，並行してオンライン講座実施についての参加者視線でのモニタリングの役割も担ってもらいました。
スタッフとは事前の打ち合わせミーティングを行い，万全の準備を整えました。
当日，スタッフは8:30に実施本部である本学F棟の電気電子工学第2実験室（F314室）に集合。感染防止に配慮しながら機材のセッティング，開催準備を行いました。
またZoomが上手く繋がらなかったときのために，前回同様YouTube liveでも配信を行いました。これは結局今回は使わずに済みましたが，今後もこのようなバックアップ用の準備は不可欠です。
早めに入ってきた子供達とお話しながら皆さんが揃うのを待ち，予定通り 9:30に講座を開始しました。Zoomのアクセスについては，ほぼ全く問題なかったようです。
開会挨拶，アイスブレイクで開始。次いで工作作業に先立って，事前に送付していた使用部品について確認を兼ねて紹介，また肩慣らしで簡単な準備作業も行います。今回の講座の概要説明を行ってから，そして色と光，LEDについてのミニ講義を行い，今回の講座に関連する科学原理について，小学生の皆さんには内容的にちょっと背伸びをしてもらいながら学びます。
ここで10分間の休憩を挟んで，いよいよ工作開始。次いでZoomの画面共有でマニュアル資料を示しながら，またPCカメラでちょっとしたコツを見せながら，皆で作業の出来具合をお互いに画面を通して共有しつつ，ミニブレッドボードに部品を差し込む位置をマジックで印をつけ，そこにタクトスイッチ，電気抵抗，LEDを差し込み，ジャンパーコードで接続していきます。
最後に豆電球とLEDの違いについてのデモ実験を見てもらい，理解を深めてもらいました。
参加者の一人の子について LEDが点灯しない状態でしたが，その後一緒に配線等を確認して行ったところ，子供さん本人がつなぎ形のミスに気づき，無事に全員が見事完成させることができました。よかった！！
最後にGoogleフォームで参加者アンケートに記入をしてもらい，講座は終了しました。
参加者全員が「とても楽しかった」と答えてくれました。アンケート結果の抜粋をこの記事の最後に載せます。
今後もさらに多くの，できれば子供から大人まで，幅広い皆さまに参加してもらえるような講座を企画，開催していきたいと考えています。このようなモノづくりとプログラミングをあわせた内容も是非実施する予定です。
その際は是非皆様，ご参加ください！
【参加者アンケート結果 抜粋】
