(※ 2016/12/30付記: 参加者アンケートの集計結果を,この記事の最後に記載しました。)
2016年12月7日(水),北海道科学大学が連携協定を結んでいる幕別町教育委員会の主催により,幕別町立幕別小学校で出前講座「LEDライトを作ろう」の授業を行なってきました。
この講座は,今年の6月に本学で開催した,北海道科学大学公開講座『えっ! LEDでこんなに可愛く? ~ LED講座&てづくりアクセサリーランプ ~』をベースにしたもの。6月の公開講座は大人向けでしたが,今回は小学生向けにアレンジしての実施です。
またこれは,地域社会創生研究所としての研究・実践活動の一環でもあります。
この講座には,当ゼミ4年生でフィジカルコンピューティングを研究テーマとする,「デジタルチーム」の伊勢谷君,福田君,渡部君の3人がアシスタントとして同行してくれました。
まず最初は,小学校の1時間目と2時間目の90分間を使った,5年生の32名対象の授業です。日直さんの掛け声で挨拶したあと,早速授業開始。まずは時間がかかるLEDとレジンを型に入れて,紫外線ランプで硬化させる作業を先に行います。
硬化を待っている間に,太陽,火,電球,蛍光灯,LED,光の3原色,ヒトの視覚細胞など光の科学について,いつものクリッカーを使いながら解説していきました。
それに続いていよいよ作製作業開始。ラジペンやニッパを使いながら,ミニブレッドボードや抵抗でLEDランプの土台を作ります。それに,レジンが硬化してでき上がったLEDランプの部分と,電池ボックスを繋ぎついに完成!
つぎつぎに光がつき,喜びの声が上がっていきます。
若干のトラブルがあったものの,全員が見事に完成しました。
時間が押してしまったので最後にちょっとだけですが,フィジカルコンピューティング用マイコンの mbed を使った,LEDランプを次々に7色に光らせて行くデモンストレーションプログラムの紹介を行いました。
次は3時間目と4時間目で,6年生の31名に同様の授業を行い,こちらも皆,見事に完成させました。
このテーマの講座を小学生対象に行なったのは初めてでしたが,完成時のみんなの喜んでいる様子は大変印象的でした。授業の中での解説も,科学,工学,生物学,プログラミングと広い分野を扱うため,統合的に理解をしていくという意味でも悪くない内容だと思っています。
なお,今回の講座に参加してくれた子供たちのアンケートについては,集計ができ次第発表致します。(※ 2016/12/30付記: 参加者アンケートの集計結果を,この記事の最後に記載しました。)
今後も引き続き,このテーマをブラッシュアップしながら開講していこうと考えています。小学校・中学校の関係者の皆様,是非出前講座のリクエストをください。どこへでも出向きますので!
ただし道外の場合,旅費・交通費については要ご相談。(笑)