2018/12/22(土),北海道科学大学・電気電子工学科のデジタル第1実験室を会場に,当研究室のゼミ生らによる小学生向け講座「プログラミングであそぼう!」を開催しました。
下記の写真は,講座の最後に参加者と学生スタッフで撮った記念写真です。
さて今回の講座は,今年度の当研究室での「デジタル教育工学チーム」(伊藤君,猩々君,廣田君)による卒業研究の一環として,フィジカルコンピューティングによるモノづくりを教育に活かすための取り組みとして開催したものです。学生ら自身が立案,準備し,講師・指導役となって実施しました。
なお今回は,様々なプログラミング講座開催を通してITモノづくりに関する啓発活動を推進している,NPO法人「NEXTDAY」の豊川氏,佐々木氏をはじめとする皆様にご指導,ご協力を頂き,企画,準備を進め実施致しました。当日も4人の方々が見学と見守りに来てくださいました。
この時期,ちょうどインフルエンザが流行っており欠席者もいたことから参加者は少なかったのですが,その分,受講者のお子さんにしっかり合わせて,いつも以上に丁寧で親身な対応で密度の高い講座を進めることができていたかと感じています。
今回は,BASIC言語で動作するマイコンボード「IchigoJam」を使用。まずはプログラミングやセンサーについて,会話しながら説明を行ってから,早速IchigoJamを使ってLEDの点灯やブザーを鳴らすなどの簡単なプログラム作成に挑戦。次いでボタンスイッチを使ったインタラクティブな操作も行っていきます。さらに,圧力センサー,傾きセンサー,タッチセンサー,光センサーを利用したプログラミングも体験して貰いました。
ここで一旦休憩をはさんで,後半はいよいよサーミスタを使った温度計プログラムを作成。とはいえ,小学生が最初から全てを作るのは難しいため,あらかじめある程度の部分を作っておき,主要な部分を受講児童さんに記入してもらい,完成させました。
この自作温度計を使って,室温,雪,お湯,カイロ,冷却ジェルシートなど,さまざまなものの温度を実際に測ってみました。
開始から1時間半程度,参加のお子さんには強い関心を持って大いに満足してもらえた様子で講座を終えることができました。終了後に記入して貰ったアンケートを見ても,講座は楽しく,難易度もちょうどよかった様子です。ご参加ありがとうございました。
NEXTDAYの皆様,ご協力誠にありがとうございました。お陰様で大変助かり,また参考になりました。
デジタル教育工学チームの学生諸君,お疲れ様。反省点も多々あったかと思いますが,そういう評価も含め,卒業論文を仕上げていきましょう。
当研究室では,これからも様々なモノづくり&プログラミング講座を実施していきます。是非ご参加ください。