木村尚仁研究室のブログ

木村尚仁研究室(物理的デジタル情報研究室)[北海道科学大学の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)]のブログです。

北海道中小企業家同友会 産学官連携研究会(HoPE)2月例会で講演を行いました。

2021/02/10(水),北海道中小企業家同友会 産学官連携研究会(略称 HoPE)の2月例会にお呼び頂き,猿払村の地域交流課長・地域包括支援センター長の山田正俊氏とともに,
猿払村と北海道科学大学 の地域連携の取り組み
というテーマで講演をさせて頂きました。
今回も道総研プラザ1階セミナールームの現地会場およびオンラインでのハイブリッド開催で,約50名の方々がご参加くださいました。
山田課長は猿払村役場からオンラインでの参加です。
 
まずは私から「北科大の地域連携事業 ~ 猿払との事例を中心として ~」というテーマで次のことを45分程度でお話し致しました。

  1. 北科大と地域社会の連携
    元の地域連携推進センター(現在の研究推進・地域連携センター)のセンター長としての経験から,「北科大と地域社会の連携」として大学の組織的取り組みについて紹介致しました。ちなみに私が初めてHoPE例会でお話ししたのは,私がセンター長を務めていた2014年6月に北海道科学大学で例会を開催したときのことでした。なつかしい!
  2. RINCの社会連携の取り組み事例
    RINC(北方地域社会研究所)の概要や研究・実践活動事例,特に私が直接携わっているICTを活用したSTEAM教育をベースとする人材育成のための様々な講座・ワークショップの実施,特に産学官連携による取り組みについて紹介しました。
  3. 猿払村との取り組み
    2012年7月の猿払村と北海道科学大学の連携協定締結,およびそれによる事業をいくつか紹介。その上で,私達の研究グループが中心となって猿払村と進めてきた,科学モノづくり講座,遠隔モノづくり講座,プログラミング教育,遠隔会議システムを用いての猿払村若手職員と北科大学生の交流などについて,詳しい説明は山田さんにお譲りして,私からはさらっと簡単に紹介。
  4. 今後に向けて
    これまでの私達の取り組みをベースに,さらにそれを大きく展開している「クラウドラボ」プロジェクトの紹介と,そのモデルケースとして猿払村にもご参加頂いて実施した地域共創プログラミングワークショップの内容を紹介し,今後の展望についてもお話しました。

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ついで山田課長から「猿払村がこれまで取り組んで来た遠隔連携事例について」というテーマで,猿払村の地理や産業などの概要が紹介され,私達のグループや北科大,またさらには遠隔会議システムもちいての石川県の小学校との交流の取り組みについてお話しされました。
 
その後の質疑応答では会場およびオンラインでご参加の皆さまから貴重なコメントやご質問を頂き,有意義なディスカッションができました。
このような貴重な機会をくださった北海道中小企業家同友会 産学官連携研究会の皆さま,同友会事務局の皆さま,また当日会場で,あるいはオンラインでご参加くださった皆さま,誠にありがとうございました。

 

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