木村尚仁研究室のブログ

木村尚仁研究室(物理的デジタル情報研究室)[北海道科学大学の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)]のブログです。

2024/05/20 (株)きたまいか×NIKI Hills Winery 連携によるAIと料理のコラボイベントに協力・参加しました

当研究室が連携・協働している(株)きたまいか峨家(がけ)さんから,こんなイベントを開催するのですが……とお話を頂き,これは大変面白い企画だと思い,当研究室として後援協力させて頂き,また当日も参加して来ました。
なお峨家 大尚さんは(株)きたまいかの北海道工業大学(現・北海道科学大学)の卒業生で,現在,(株)きたまいかと当研究室は共同研究,連携活動を進めています。
今回の後援協力と参加は,当研究室の《共創テクノロジー社会教育研究プロジェクト》(SiEdTeC)の一環です。

 

このイベント,
「AI のエプロン〜料理に愛を、
 献立に AI を!?〜」
は究極のアナログである料理と,究極の先端技術である《AI》技術をコラボレーションさせる,「(株)きたまいか」と「NIKI Hills Winery」の連携によるもの。《生成 AI》技術で料理の画像を作成し,それをプロの料理人が《手作り》で再現するという,多分まだ他には例のない初めての大変ユニークな,しかもかなり盛りだくさんの内容の企画です。

開催概要
日 時  2024 年 5 月 20 日(月) 11:00〜15:00
会 場 Kaeru.C.S18(カエル・クリエイティブ・スクエア)
    〒060-0042 札幌市中央区大通⻄ 18 丁目 1-14
    藪商事 BLDG 4 階
主 催 株式会社きたまいか,NIKI Hills Winery
協 力 カエル・デザイン・プロジェクト株式会社,株式会社 i Creations、,
    Syncpiece 株式会社,株式会社ワイズプランニング
後 援 旭川 ICT パーク,木村尚仁研究室(北海道科学大学)
対 象 高校生以上の一般市⺠
参加料 1,500円

 

 

当日はまず峨家さんから開会挨拶と趣旨説明,そして早速生成AIについての解説の講演が行われました。続いて主催者側が用意してくださったパソコンを使って,参加者みなさんが1〜2人でグループを作り,それぞれ実際に生成AIにプロンプトとして指示を入力し,イラストを作る体験を行いました。まずは風景のイラスト。ちなみに使用しするのはMicrosoft EdgeのCopilot。

 

 

ちなみに私の作品はこれ。
▽▽▽

プロンプトによる指示は,

渓谷の滝の画像を作ってください。

  • 日本の風景で。
  • 人里離れた場所。
  • あまり大きくはない。
  • 季節は秋。
  • 山水画風に。

皆さん凝った,それぞれに異なり個性のあるイラストを作られていました。
これは面白い!

次いでドラえもんチャレンジ!
「ドラえもん」という言葉を使わずに,示されたドラえもんの絵に如何に似ているイラストを描かせるか……というものです。
私の作品は右下の図。手前味噌で恐縮ですが結構いい出来だったかと。他の皆さんからの評判も悪くなかった感じ……ですが,ただの自分だけの思い込みではないですよね。(笑)
やはりドラえもんはネコ型ではなく,タヌキ型ですよねっ!
(^_^)v

 

さすが峨家さん,このチャレンジは面白い!
早速私の講座でもこの手を使わせて頂こうと思います。
(ご本人了承済み)

そしていよいよメインイベントに入ります。
今回は(株)シルバからご提供頂いた鹿肉を使った料理を,NIKI HillsWineryの永井シェフと彼のチームが作ります。そのために,参加者がどのような献立にするか生成AIで画像を作成,永井シェフがその内からひとつを選んで実現していくという趣向です。

 

条件は「鹿肉」を食材に使うこと,調理方法はステーキやグリルなどの「焼く」ことなどの条件が示された上で,各自でイラスト作りに取り掛かります。私のレシピと生成画像はこれ。

 

さて,各グループから提出された料理画像から,永井シェフが選んだのがこれ。
様々な野菜が添えられ,彩りも鮮やかで大変美味しそうです。角が生えているのもユニーク!
早速永井シェフチームが調理にかかります。

 

調理が進み,ある程度スタッフに任せられるようになったところで,永井シェフのトークタイムに。永井さんのこれまでの歩みや料理への思い,今回の料理について伺い,Q & Aも。逆に関西出身の永井さんから,私達に対して北海道についての質疑応答も行ったりしました。

また永井シェフが「詩と料理」をテーマにしていらっしゃることから,また峨家さんからお題が出題。生成AIに料理を表す詩を,参加者各グループで作りました。
私がCopilotに作ってもらうためのプロンプトは左(1枚目),作品は右(2枚目)です。
最初は別の料理で考えていたのですが,書いている内に家族のおだやかな思い出などを盛り込みたいと考え,ドイツ生活での家族の大事な思い出である「ホワイトアスパラのオランデーズソースがけ」に変えました。でも,これではまたプロンプトでの指示が足りなかったな。ちょっと書きたいことと違う。(^_^;)

 


そうしている内に,いよいよ料理が出来上がりました!

最後の完成のため,参加者が自分でラディシュを収穫しサラダに入れます。
ラディッシュが埋まっているのは一見したところ土なのですが,実はココアパウダーから作られている,食べられる疑似土とのこと。確かに甘い!
永井さんは,お客さん自ら自分の手で料理のための収穫を体験して欲しいとのことで,このような仕掛けも行っているそうです。
そして参加者全員でテーブルを囲み,歓談しながら完成した料理を頂きました。
美味しかった!


  

このイベントに参加して,峨家さんのユニークな企画力とそれを実行まで導くプロヂュース力に改めて感服させられました。何より純粋に講演内容と生成AI体験が楽しかったです。
永井シェフの料理が大変美味しかったのはもちろんとして,料理への思いや独創的な取り組みを知ることができました。

また参加されていた様々な皆さまと知り合い,交流することができ,大変素敵な経験をすることができました。
運営スタッフの皆さま,ありがとうございました!