2021年3月11日(木)〜12日(金)の2日間,系列校高大接続プロジェクトの探究活動として,北科大高校の生徒さんが北海道科学大学を訪れ,模擬講義を受講しました。
私はその内の2日目,1講目(9:30〜10:40)と2講目(10:50〜12:00)の2回,
「フィジカルコンピューティング講座
~ ICT ✕ プログラミング ✕ センサーでゲームづくり体験 ~」
という演習的授業を,本学G棟教室で行いました。
この授業では前半の40分くらいで当研究室の定番ネタ「LEDミニランプ」づくりを行います。そして後半ではmicro:bitの加速度センサーと無線通信機能を使ったゲームプログラミングを体験します。自分のデバイスを振ると誰か1人だけいる自分の相棒のLEDが光るという仕組みを作り,自分の相棒は誰か探す……というゲームです。
これは実は昨年の3月にチカホを会場とした公開講座で,一般の皆様に参加して頂いて開催する予定の体験講座でした。それが残念ながら新型コロナウイルス感染が広がり始めたために中止に。でも折角のネタだったので,今回それを改めてアレンジして活かすことにしました。
でもこれを70 分間で実施するのはかなり無茶。それを,工作の一部を事前に行っておく,プログラムについては今回は割り切ってほぼ作成しておき,一部を生徒の皆さんに自分で入力して完成させ,micro:bitにダウンロードして動作させる……という方法で思い切って実施することにしました。
そのためには事前準備,当日の機材・物品セッティング,生徒さんたちの指導が大切なので,電気電子工学科の学生さん達にティーチング・アシスタントとして協力してもらいました。1年生の船田さん,柴田さん,中村さん,2年生の西田さん,下山さん,真野さん,4年生の宗形さん,盛さん,ありがとうございました。皆さんがいなければ,こんなにスムーズには実施できませんでしたよ!
今回の授業は高校1年生対象。1講目は18名,2講目は9名の生徒さんたちが参加してくれました。皆さん,大変手際よく熱心に取り組んでくれて,また学生アシスタントの諸君もしっかり仕事してくれて,無事に全員がゲームデバイスを完成! そしてフリフリして見事相棒を見つけることができました。
2020年度北科大高校連携教育 フィジカルコンピューティング講座
このゲーム作り,ネタとして充分いける!
今度はちょっとアレンジして大人,あるいは小学生対象に実施しようと思っています。