木村尚研究室のブログ

北海道科学大学(2014年4月に北海道工業大学から改名)の工学部・電気電子工学科および北方地域社会研究所(RINC)の木村尚仁研究室のブログです。

2020/03/27 遠隔モノづくり講座のための接続テスト

今日 2020/03/27(金)は夕刻に何とか時間を取って,「テレまねシステム」に Zoomを利用するために接続テストを行ってみました。

これまで私達が行ってきた遠隔でのモノづくり講座では,リコーのUCS(Unified Communication System)を利用していました。例えば ↓ こんなの。

kimuran.hatenablog.com

 

しかし今後の展開・広がりを考えると,他の システムの活用も検討し始めたほうが良さそうです。今だとやはりウェブ会議システム Zoom だろうか。

 

ということで,実験室内で試しに やってみました。これまでの遠隔講座実施の経験から,大事なのは講師と受講者を繋ぐときに講師の姿,つまり身振りや手振りと,作業内容,つまり工作の様子やプログラミング画面の両方ともを受講者に見えるようにすること。一方は例え小さい画面でも。これにより,効果的に講師役の「真似」をしてもらえるようになります。
 
そこで今回は電子工作の遠隔講座を想定し,2台のPCと1台のiPad,書画カメラ(資料提示装置)を Zoomで繋ぎます。全景はこんな感じ。
 

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一番右側手前にあるのが書画カメラ(エルモ製)でカッターマット上を写しています。このリアルタイム画像は,マット左側のWindowsPC上に,書画カメラ付属のソフト Image Mateを使って映して見ることが可能。この画像のウィンドウは Zoomの「画面共有」によって,ミーティング参加者に送ることができます。これで講師がマット上で行う作業が,リアルタイムで参加者に伝わります。
 
WindowsPCの左側にあるのはiPadで,このPCとiPadは講師用です。PCを使って自分の作業が参加者にどう見えているのか確認しながら,同時にiPadで参加者の様子や自分の姿をモニタリングします。PCだけでも参加者の様子は見えるけど,それだけだとちょっと画面が小さい。またちなみに,今回はたまたまここでiPadを使ってしまいましたが,この用途にはもっと画面サイズが大きい方が良いように思います。
 
左奥でMacの前に座っているのは,参加受講者役のかがくガオー君。彼から見た画面が,右下の写真です。(スマホでこのブログを見ている方は,2つ並んでいる内の下の写真)

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基本的にはこれで行けそうだけど,参加者にはできれば,講師の姿と書画カメラの画像は別のディスプレイなどで見れるようにしたいところです。
それぞれの画像用に,Zoomで2つのミーティングを並列開催するように設定しても良いかも。

週明けにそれもテストしてみるとして,あとはとにかく早くに実践で試したいところです。ひとまず学内で試験的にやってみようかな。

 

さてちなみに,私達が進めている「クラウドラボ」プロジェクト。
今年度はウチの法人の+PITに採択されて「クラウドキャンパスプロジェクト」という名称で進めていましたが,来年度への継続申請不採択という信じられない裁定をされてしまったので,また元のプロジェクト名称一旦戻します。もしかするとさらに名称を変えて,改めて仕切り直すかも知れませんが。
 

ただいずれにせよ,この広い北海道では,また特に今のように新型コロナウイルス感染の影響で物理的に集まることをできるだけ避けなければいけない状況では,私達のプロジェクトは間違いなく役に立つはず。まあ,気を取り直して進みましょう。
さてこのプロジェクトの推進にあたって,ひとつの柱は今年度実施てきたモデルケースとなる地域共創ワークショップです。

 

kimuran.hatenablog.com

あいにくこの第2ステージは,新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催延期になりましたが,でもできるだけ早い時期に必ず実施します。状況を見極めながらですけれども。

もうひとつの大きな柱はここで紹介した,遠隔で「真似」て「学ぶ」ことを支援する「テレまねシステム」です。
 
関連資料
(1)  https://doi.org/10.4307/jsee.67.2_80

(2)  http://www.juce.jp/LINK/journal/2002/05_05.html

 

そうか,「テレまねシステム」自体は,まだちゃんと論文にはしていないのだった。ちなみにこれの元となった「新・まねびシステム」についてはこちらを参照してください。

→ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jseeja/2016/0/2016_246/_pdf